産学官連携成果

産学官連携成果

 産学官連携・知的財産活動に係る成果事例について、以下の分類ごとに選定し紹介しています。
  分類A: 特許のロイヤリティ・ 特許の商品化・寄付講座・ベンチャー設立
  分類B: 地域活性化、町おこし・地域資源活用・産業拠点形成
  分類C: 大型外部資金
  分類D: 人材育成 

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事例紹介

成功事例分類
分類B:地域活性化、町おこし・地域資源活用・産業拠点形成
タイトル
沖縄県と共同で取組む「再生医療実現のための産業技術確立と人材育成」及び「北部振興への島野菜の産業活用」
サブタイトル

氏名
池松 真也
学校名
沖縄工業高等専門学校
所属学科等
生物資源工学科
職名
副校長(研究担当) / 教授
プロフィール写真
共同研究者
千葉俊明(沖縄工業高等専門学校)、梅澤明弘、要匡(国立成育医療研究センター)、中山功一(佐賀大学医学部臓器再生医工学講座)、山本雅(沖縄科学技術大学院大学、理化学研究所)、屋宏典(琉球大学)、岩崎公典(琉球大学)、門松健治(名古屋大学大学院医学系研究科)、田之倉優(東京大学大学院農学生命科学研究科)
本文
1.研究背景
 沖縄は東アジアとのアクセスにも優れており、沖縄から各地へ細胞・組織を輸送する空輸システムを確立し再生医療技術と協働することで新たなビジネスを創出することが可能である。また、沖縄は亜熱帯気候地域に属し、多様な生物資源に恵まれている。これらの生物資源の中でも沖縄高専と密接な地域の特産品を詳細に解析し、得られた化合物を医薬品等の原料として提供するベンチャー企業の事業化に向けて取り組む。

2.再生医療実現のための産業技術確立と人材育成
 再生医療実現のため、開発中の最先端の臨床用バイオ3Dプリンタでの組織構築技術を確立し、そこへ供給する幹細胞の大量培養技術及び安全性評価システムの構築を行っている。また、これら技術の産業化に向けて高度技術者の人材育成にも取り組んでいる。

 図1 再生医療実現に向けた産業開発
             図1 再生医療実現に向けた産業開発

3.沖縄県北部産島野菜の免疫調節機能等を活用した健康食品及び医薬品の開発・事業化
 沖縄県北部で栽培される島野菜の免疫調節機能等に着目し、これらの活性をもつ化合物の同定及びその作用メカニズムの解明を行い、健康食品や医薬品の原料として提供するベンチャー企業の事業化を目指して取り組んでいる。
 
図2 沖縄北部島野菜の利用
           図2 沖縄北部島野菜の利用

4.今後の展開
 (1) 再生医療実現に向けて大量細胞培養・細胞塊作成技術を開発する。
  (2) 臨床培養士等の再生医療現場に必須の人材育成を関連学会と連携して行う。
  (3) 沖縄県北部島野菜の免疫調節機能を明らかにし、産業化に向けて取り組む。


添付
特許出願番号

意匠登録番号

電話
0980-55-4200
E-Mail
ikematsu*okinawa-ct.ac.jp
ホームページ
http://ikematsu-lab.kir.jp/index.html
掲載年度
2015年度