産学官連携成果
産学官連携成果
産学官連携・知的財産活動に係る成果事例について、以下の分類ごとに選定し紹介しています。
分類A: 特許のロイヤリティ・ 特許の商品化・寄付講座・ベンチャー設立
分類B: 地域活性化、町おこし・地域資源活用・産業拠点形成
分類C: 大型外部資金
分類D: 人材育成
注:記事内のE-Mail表記につきまして、スパムメール対策として「@」を「*」で表記しておりますので、お問い合わせの際には「*」を「@」に修正のうえ、送信をお願いいたします。
分類A: 特許のロイヤリティ・ 特許の商品化・寄付講座・ベンチャー設立
分類B: 地域活性化、町おこし・地域資源活用・産業拠点形成
分類C: 大型外部資金
分類D: 人材育成
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事例紹介
成功事例分類
分類B:地域活性化、町おこし・地域資源活用・産業拠点形成
タイトル
害獣罠遠隔監視・操作システム「まる三重ホカクン」の開発と販売
サブタイトル
氏名
江崎 修央
学校名
鳥羽商船高等専門学校
所属学科等
制御情報工学科
職名
准教授
プロフィール写真
共同研究者
三重県農業研究所
株式会社アイエスイー
本文
1.「まる三重ホカクン」の概要
「まる三重ホカクン」は、害獣罠の遠隔監視・操作システムとして2012年9月から販売しています。携帯電話のデータ通信網を利用して、捕獲罠の映像を閲覧、罠の作動装置を操作できるため、スマートフォンなどを利用して、どこにいても害獣の監視・捕獲を行うことができます。
2.開発の経緯
「まる三重ホカクン」は、害獣罠の遠隔監視・操作システムとして2012年9月から販売しています。携帯電話のデータ通信網を利用して、捕獲罠の映像を閲覧、罠の作動装置を操作できるため、スマートフォンなどを利用して、どこにいても害獣の監視・捕獲を行うことができます。
2.開発の経緯
これまでに罠を利用して害獣を捕獲するためには、赤外線カメラの映像を罠の近くで待機しながら確認し、害獣が罠に入ったタイミングを見計らって装置を作動させる必要がありました。このため、夜中に近くのテント等で待機する必要があった他、思い通りの頭数が捕獲できないなどの問題がありました。
三重県農業研究所より、遠隔地からも映像を閲覧、罠を作動出来ないかという相談を受け、携帯電話網を利用したデータ通信技術を利用してシステム開発を行いました。また、特許出願、システムの広告・販売については伊勢市に本社を持つ株式会社アイエスイーが行うこととなりました。
3.
「まる三重ホカクン」は、既存の罠の作動装置をネットワークで動作させるためのI/Oボード、ネットワーク接続可能な赤外線カメラ等を組み合わせて開発を行いました。パソコンはもちろん、スマートフォン等からも罠の監視と装置の作動を行いたいという希望があったため、対応するカメラなどの機器の選定を行いました。
4.今後の展開
既に商品化し多くの自治体で運用されています。大きなトラブルもなく稼働しており、販売してからの5ヶ月で12機が稼働し、鹿を84頭、猿を116頭捕獲しています。
今後は、複数の捕獲罠を監視できるような集中管理システムの導入や、罠内の動物数の自動カウントによる記録システム等の導入を検討しています。
添付
「まる三重ホカクン」パンフレット(裏)
「まる三重ホカクン」パンフレット(表)
「まる三重ホカクン」パンフレット(裏)
特許出願番号
特許第153330号
意匠登録番号
電話
0599-25-8081
E-Mail
ezaki*toba-cmt.ac.jp
ホームページ
(研究室) http://www.toba-cmt.ac.jp/~ezaki/ (まる三重ホカクン) http://www.ise-hp.com/hokakun.html
掲載年度
2013年度