注目研究
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国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。
研究ネットワークについて:日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。
GEAR5.0(研究成果の社会実装を通じた技術者教育の高度化)について:こちらをご覧ください。
高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0):こちらをご覧ください。
事例紹介
研究分野
情報・通信
分類
タイトル
無線技術を用いた自律的な安全安心情報共有システムの開発
氏名
浦上 美佐子
学校名
大島商船高等専門学校
所属学科等
情報工学科
職名
教授
プロフィール写真
概要
あらゆるものが多様な通信ネットワークを介して結びついた情報社会の実現を目指して、各種取り組みが行われています。本研究では、災害時通信や海上通信のような通信環境が変動する環境下において、免許不要で、安全安心情報を共有することで情報弱者を作らない自律的な分散処理システムの研究開発を行っています。
本文
<平常時/非常時に利活用可能な情報共有システムの提案>
災害時だけではなく平常時にも利活用可能なシステム開発を行っています。具体的には、「無線によるコンピュータネットワークを用いた自律的な被災情報提供システム」、「船舶を使用した災害時自律無線ネットワークシステム」、「無線LAN装置とミニFM送信機による災害時の情報伝達システム」、そして、「周防大島町4定期船の運航情報管理システム」などを自治体等と協力し、研究開発を行っています。
<ICTを用いた津波避難経路バリアフリー化の調査研究>
災害弱者となりえる高齢者が、ICT技術を用いて、津波避難経路のソフト的なバリアフリー化に向けた具体的な取組みを行っています。この取組みは、実際に高齢者自らが、ICT機器を用いて津波避難経路バリアフリー化に関わる安心安全情報をオープンデータ化し、地区防災計画に取り組む津波避難経路を定量的に決定するための手法を調査研究することを目的としています。
<今後の展開>
陸上における情報共有システムだけではなく、沿岸海域を航行する船舶や自治体所有の定期船向けの「沿岸海域における船舶を利用した情報共有システム」も含めて研究を進めていく予定です。そして、過疎高齢地域の住民の方々と本校学生が協働でソフト的なバリアフリー化に向けたシステムをICT-DIG(ICTを用いた災害想像力ゲーム)という形で一般普及できるシステムを開発していく予定です。
図1 4定期船の運航情報管理システム
図2 ICT-DIGの取組み関係図
災害時だけではなく平常時にも利活用可能なシステム開発を行っています。具体的には、「無線によるコンピュータネットワークを用いた自律的な被災情報提供システム」、「船舶を使用した災害時自律無線ネットワークシステム」、「無線LAN装置とミニFM送信機による災害時の情報伝達システム」、そして、「周防大島町4定期船の運航情報管理システム」などを自治体等と協力し、研究開発を行っています。
<ICTを用いた津波避難経路バリアフリー化の調査研究>
災害弱者となりえる高齢者が、ICT技術を用いて、津波避難経路のソフト的なバリアフリー化に向けた具体的な取組みを行っています。この取組みは、実際に高齢者自らが、ICT機器を用いて津波避難経路バリアフリー化に関わる安心安全情報をオープンデータ化し、地区防災計画に取り組む津波避難経路を定量的に決定するための手法を調査研究することを目的としています。
<今後の展開>
陸上における情報共有システムだけではなく、沿岸海域を航行する船舶や自治体所有の定期船向けの「沿岸海域における船舶を利用した情報共有システム」も含めて研究を進めていく予定です。そして、過疎高齢地域の住民の方々と本校学生が協働でソフト的なバリアフリー化に向けたシステムをICT-DIG(ICTを用いた災害想像力ゲーム)という形で一般普及できるシステムを開発していく予定です。
図1 4定期船の運航情報管理システム
図2 ICT-DIGの取組み関係図
その他特記事項
電話
0820-74-5632(研究室)
E-Mail
misako*oshima-k.ac.jp
ホームページ
http://www.oshima-k.ac.jp/
掲載年度
2015年度