注目研究
注目研究
国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析の8つの分野に分けて紹介します。
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事例紹介
研究分野
環境・エネルギー
タイトル
有機無機ハイブリッド材料による環境エネルギー変換素子の開発
氏名
加藤 岳仁
学校名
小山工業高等専門学校
所属学科等
機械工学科・複合工学専攻科
職名
講師
プロフィール写真
概要
「太陽光エネルギー」や「産業排熱エネルギー」を直接電気エネルギーに変換させる環境発電デバイスの開発に取り組んでいます。発電層には有機材料と無機材料のハイブリッド材料を用いることにより、その機能の拡張を目指すと共に、Role-to-Roleプロセスによる生産が可能なプリンタブルなデバイスの開発を行っています。
本文
<塗布型太陽電池シート>
環境への負荷が少ないクリーンエネルギーの一つである太陽電池の中でも、真空プロセスや高圧プロセスを用いない近未来の太陽電池です。更に光を吸収する発電層の色を自在に変えられることや、窓や壁に塗ることができる特徴を持っています。自然環境との調和を目指した太陽電池です。

写真1 三原色フレキシブル太陽電池
<低温駆動型スピンゼーベック熱電変換素子>
種々の産業(事業所)から排出されるガス排熱は年間250petacal程度であり、その排熱の8割以上が200℃以下の低温排熱です。我々の研究グループは産業副産物を発電層主成分とした有機無機ハイブリッド材料によるスピンゼーベック熱電変換素子の開発を行い、産業排熱の有効利用に資することを目的としています。

写真2 塗布型熱電変換素子
<今後の展開>
再生可能エネルギー普及拡大の鍵を握るのが低コスト、低CO2排出であり、本研究グループによる有機無機ハイブリッド材料によるプリンタブルな発電デバイスの開発が実現すれば、資源的制約も少ないうえ、大面積化や高速印刷製造が容易であり、大幅な低コスト化が期待できます。現在、産官学の連携により、本技術の市場展開を目指しています。
環境への負荷が少ないクリーンエネルギーの一つである太陽電池の中でも、真空プロセスや高圧プロセスを用いない近未来の太陽電池です。更に光を吸収する発電層の色を自在に変えられることや、窓や壁に塗ることができる特徴を持っています。自然環境との調和を目指した太陽電池です。
写真1 三原色フレキシブル太陽電池
種々の産業(事業所)から排出されるガス排熱は年間250petacal程度であり、その排熱の8割以上が200℃以下の低温排熱です。我々の研究グループは産業副産物を発電層主成分とした有機無機ハイブリッド材料によるスピンゼーベック熱電変換素子の開発を行い、産業排熱の有効利用に資することを目的としています。
写真2 塗布型熱電変換素子
<今後の展開>
再生可能エネルギー普及拡大の鍵を握るのが低コスト、低CO2排出であり、本研究グループによる有機無機ハイブリッド材料によるプリンタブルな発電デバイスの開発が実現すれば、資源的制約も少ないうえ、大面積化や高速印刷製造が容易であり、大幅な低コスト化が期待できます。現在、産官学の連携により、本技術の市場展開を目指しています。
その他特記事項
電話
0285-20-2204
E-Mail
Kato_t*oyama-ct.ac.jp
ホームページ
http://www.oyama-ct.ac.jp/M/kato/index.html
掲載年度
2015年度