注目研究

注目研究

 国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。

 

研究ネットワークについて日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。

GEAR5.0(研究成果の社会実装を通じた技術者教育の高度化)についてこちらをご覧ください。

高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0)こちらをご覧ください。

事例紹介

研究分野
ライフサイエンス
分類

タイトル
新規な手法による沖縄の生物資源のスクリーニングと産業利用への商品化
氏名
池松 真也
学校名
沖縄工業高等専門学校
所属学科等
生物資源工学科
職名
教授
プロフィール写真
概要
沖縄は亜熱帯気候地域に属し、多様な生物資源に恵まれています。これら生物資源を遺伝子レベルからバイオインフォマティクスの技術で解析し、その可能性をウェットな実験で具体化します。一方、生物資源をライブラリー化し、独自のユニークなスクリーニング系にかけ、得られた化合物を医薬品などの素材として提供していきます。
本文
<ユニークなスクリーニング系で見出す新規な生物資源>
 沖縄の微生物(特に乳酸菌)、海洋天然物、微細藻類をライブラリー化し、それら自体もしくはそれらが分泌する機能性物質を我々が独自に有するミッドカインを指標としたMK-ELISAスクリーニング系などを用いて評価し、抗腫瘍性活性物質、抗アレルギー性物質などとして医薬品素材、化粧品素材として応用・利用していきます。

沖縄の生物資源の有効利用

沖縄県の健康・長寿に貢献する健康補助食品の開発>

 我々は、次世代シーケンサを用いたゲノム解析により、数種類のアミノ酸を合成する乳酸菌を沖縄の自然界から発見しました。

 この乳酸菌を菌体として、あるいは発酵菌として用いて腸内環境の改善と免疫力の強化をはかり、一方で、沖縄特産のシークヮーサーに含有される物質に、血中尿酸値を低下させる可能性を見出し、乳酸菌とシークヮーサーの特徴を複合した健康飲料もしくは健康食品の開発を目指しています。

健康補助食品の開発

今後の展開
1.乳酸菌の中に抗アレルギー作用をもつ可能性のある候補が複数見つかりました。これらのゲノム配列を明らかにし、その機能性を確定した上でライブラリー化していきます。
2.海洋天然物や微細藻類から複数の新規な抗腫瘍性物質が見つかりました。製薬企業と連携し、抗がん剤開発に繋げていきます。
3.沖縄らしい健康食品の素材開発を継続していきます。
その他特記事項

電話
0980-55-4200
E-Mail
ikematsu*okinawa-ct.ac.jp
ホームページ
http://www.okinawa-ct.ac.jp/
掲載年度
2013年度