注目研究
注目研究
国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。
研究ネットワークについて:日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。
GEAR5.0(研究成果の社会実装を通じた技術者教育の高度化)について:こちらをご覧ください。
高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0):こちらをご覧ください。
事例紹介
研究分野
計測・分析
分類
一般研究
タイトル
プラント、橋梁、水素インフラ設備等の非破壊検査の高度化に関する研究
氏名
板谷 年也
学校名
鈴鹿工業高等専門学校
所属学科等
電子情報工学科
職名
准教授
プロフィール写真
概要
渦電流探傷試験、超音波探傷試験、アコースティックエミッション試験などの各種非破壊検査を通して安全安心な社会を提供します。
渦電流探傷試験について、新たな渦電流探傷試験システムで、従来技術と同じ磁界強度を達成するために必要な電力消費を抑えることに成功しました。
渦電流探傷試験について、新たな渦電流探傷試験システムで、従来技術と同じ磁界強度を達成するために必要な電力消費を抑えることに成功しました。
本文
<社会課題>
- プラント分野
保温材や防食コーティングなどの上からそのまま被覆を剥がさず、プラント稼働を停止しない鋼管の非破壊検査法の重要性が高まっている。 - 橋梁分野
道路の橋梁等の非破壊検査で用いられている従来の渦電流探傷試験には、装置が重たい、電源の確保が必要、塗装膜を剥がすなどの前処理が必要という問題点がある。
- 水素インフラ分野
水素ステーションの運営費の1/3は、点検などの保守費であり、水素ステーションなどのインフラ設備の低価格がが求められている。
<シーズの内容・提供できること>
- 低消費電力かつ軽量・コードレスで携帯可能にできる渦電流探傷試験技術
- 被覆鋼管の上から腐食減肉を検出するパルス渦電流試験技術
- 有限要素法と非破壊検査による配管等の余寿命予測技術
- AIとIoT活用によるリアルタイム非破壊検査システムの構築
- 要素技術
- 回転型永久磁石式渦電流探傷試験
- 貫通型コイル系パルス過電流試験
- AIとIoT活用による各種非破壊検査
- き裂進展の有限要素解析
<もたらされる効果~想定する活用例や市場等>
- 点検を行う作業員の身負担や、作業時間や作業工程の圧縮、作業人員コストの軽減に寄与する。
リサーチマップ https://research.kosen-k.go.jp/plugin/rmaps/details/11/122/ITAYA
その他特記事項
特許 出願中
電話
042-668-5495 (KRAセンター)
E-Mail
KRA-contact@kosen-k.go.jp
ホームページ
https://research.kosen-k.go.jp/plugin/rmaps/details/11/122/ITAYA
掲載年度
2024年度