注目研究
注目研究
国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。
研究ネットワークについて:日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。
GEAR5.0(研究成果の社会実装を通じた技術者教育の高度化)について:こちらをご覧ください。
高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0):こちらをご覧ください。
事例紹介
研究分野
製造技術
分類
研究ネットワーク
タイトル
プレス技術を極める「プレス加工の高度化と知能化」による 塑性加工分野のモノづくり人材育成ネットワーク
氏名
遠藤 健太
学校名
鈴鹿工業高等専門学校
所属学科等
電子情報工学科
職名
助教
プロフィール写真
概要
アコースティック・エミッション法を用いたプレス加工異常診断装置を開発し、「プレス加工の高度化と知能化」に取り組みます。
参加高専:鈴鹿工業高等専門学校、奈良工業高等専門学校、豊田工業高等専門学校、津山工業高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、都城工業高等専門学校
参加高専:鈴鹿工業高等専門学校、奈良工業高等専門学校、豊田工業高等専門学校、津山工業高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、都城工業高等専門学校
本文
<社会課題>
- 製造工程における製造効率の向上は重要な課題である。
- 製造過程をデータベース化して、不良品が発生したロットを追跡したいというニーズがある。
- プレス加工の異常診断は、熟練工が音を聞いて判断しているのが現状である。
- プレス加工の異常を即座に検知し、機械の稼働を止める技術の開発が求められている。
- プレス加工異常診断の精度が問題となっている。
- 金型の摩耗が加工異常に繋がるため、その監視技術が求められている。
- 高精度なセンサでは、信号処理が難しく異常判定精度の向上が難しい。
- 金型へのセンサ取り付け方法に費用がかかる。
<シーズの内容・提供できること>
- アコースティック・エミッション法による弾性波(AE波)の取得
- センサデータ処理、統計処理
- IoTシステム
- 金型への取り付けが容易かつ低コストなIoTシステムの提供
- 要素技術
-
- アコースティック・エミッション法
- IoT組み込みシステム
- 信号処理
- 人工知能
- 塑性加工についての知見
- クラウドデータベース
- データサイエンス
- 確率・統計学
<もたらされる効果・想定される活用例や市場等>
- 金型摩耗状況監視により、メンテナンス時期の最適化が行える。
- エッジデバイスによるIoT化と各工程のデータベース化により品質管理をリアルタイムに行うことができる。
その他特記事項
電話
042-668-5495 (KRAセンター)
E-Mail
KRA-contact@kosen-k.go.jp
ホームページ
https://researchmap.jp/kenta-endo/
掲載年度
2025年度