注目研究

注目研究

 国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。

 

研究ネットワークについて日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。

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事例紹介

研究分野
機械
分類
一般研究
タイトル
シームレスな全方向から連結可能なモジュラーロボットの開発
氏名
赤川 徹朗
学校名
八戸工業高等専門学校
所属学科等
電気情報工学コース
職名
助教
プロフィール写真
概要
モジュラーロボットという“複数のロボットを連結させて一つの集合体を形成し、ロボットの連結位置を切り替えて様々な形状へ変形できるロボット”の開発に取り組んでいます。特にロボットの高速な集合・変形を目指しており、ロボットが自律的に自身の機能を切り替えつつ多様な仕事に取り組む社会の実現を目指しています。
本文

<社会課題>

  • ロボットの活用現場の多様化
  • AIに基づいてロボットが多様な行動を獲得する中、ロボットのハードウェアの制限から獲得できる行動も制限される
  • モジュラーロボットの連結口の位置合わせに精密な位置制御が求められることから生じる集合体形成・変形時の低速化
  • 上記の課題は集合体を形成するロボットの台数が増えるほど深刻化

     

    <シーズの内容・提供できること>

    • ジェンダーレスかつシームレスな全方向から連結可能なモジュラーロボット
    • 機械学習に基づくロボットの集合・変形と集合体の制御
    • 赤外線を媒体とした局所的通信技術

       

      • 要素技術
        • モジュラーロボット
        • 機械学習に基づく群ロボット制御
        • 局所的通信

           

          <もたらされる効果・想定される活用例や市場等>

          • 連結口の位置合わせを必要としない高速なモジュラーロボットの集合体形成・変形を実現
          • ロボットが自律的に自身に機能を後付けして切り替えながら様々な仕事を遂行
          • 災害現場や極限環境など導入現場の環境に応じてロボットに求める機能・形状が変化する運用目的に対してロボットを導入可能

             

              赤川先生図①

             

            赤川先生図②

             

            研究室HP:https://www.hachinohe-ct.ac.jp/euser/akagawa_lab/

            リサーチマップ:https://researchmap.jp/akagawa009

            その他特記事項
            特許:出願中
            電話
            042-668-5495  (KRAセンター)
            E-Mail
            KRA-contact@kosen-k.go.jp
            ホームページ
            https://researchmap.jp/akagawa009
            掲載年度
            2025年度