注目研究

注目研究

 国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。

 

研究ネットワークについて日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。

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事例紹介

研究分野
材料・装置・デバイス
分類
一般研究
タイトル
太陽下でも明るく鮮やかに表示できるプロジェクタ用スクリーン
氏名
若生 一広
学校名
仙台高等専門学校
所属学科等
総合工学科
職名
教授
プロフィール写真
概要
自転車の反射板等で用いられている再帰性反射材の微小光学構造に傾斜を持たせて曲面化することにより、所望の方向と範囲に反射光を集中させることを可能とする光学設計技術を確立しました。これにより、太陽下でも明るく鮮やかに表示でき、曲面化も可能な次世代型指向性スクリーンを実現しています。
本文

<社会課題>

  • 屋外の太陽下や明るい環境でも綺麗に表示できるプロジェクタ用スクリーンが求められている
  • 従来のスクリーン: 屋外の太陽下や明るい環境では映像が暗くメリハリの無い表示になってしまう
  • 小型のプロジェクタではさらに暗い映像となってしまう

     

    <シーズの内容・提供できること>

    • 太陽下でも明るく鮮やかに表示できるプロジェクタ用スクリーンを実現
    • 開発したスクリーンは曲面化も可能
    • 所望の方向と範囲に反射光を集中できる
    • 用途に合わせて光学特性を最適化設計可能

       

      • 要素技術
        • 微小光学形状の最適化設計技術
        • 光学特性シミュレーション解析技術
        • 光学特性評価技術

           

          <もたらされる効果・想定される活用例や市場等>

          • 屋外の太陽下や明るい環境でも、明るく鮮やかな映像を観ることか可能
          • 光量が少ない小型のプロジェクタでも明るく表示可能
          • 曲面化でき、いろいろな形状に貼り付けたり構築することが可能
          • 陽射しがある自動車内でのプロジェクションマッピング映像表示
          • 反射光の方向と範囲を制御できる光学シートとしての応用

               

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              リサーチマップ:https://researchmap.jp/wkaz

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              その他特記事項
              特許:特開2025-20720
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              掲載年度
              2025年度