注目研究

注目研究

 国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。

 

研究ネットワークについて:日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。

GEAR5.0(研究成果の社会実装を通じた技術者教育の高度化)について:こちらをご覧ください。

高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0):こちらをご覧ください。

事例紹介

研究分野
ライフサイエンス
分類
一般研究
タイトル
多機能性生体プローブを利用したスケール縦断型生体計測システムの創成
氏名
田中 慎一
学校名
呉工業高等専門学校
所属学科等
一般科目 自然科学系分野
職名
教授
プロフィール写真
概要
多機能性生体プローブを開発し、分子レベルから個体までシームレスに生体機能を計測・解析可能なスケール縦断型生体計測システムを実現することで、生命現象の統合的理解を加速させる革新的な計測プラットフォームの構築およびライフサイエンス研究全般における高度生体分析技術や新規医療診断技術の開発を行っている。
本文

<社会課題>

免疫・脳神経などの高次生命システムや癌の発生・転移機構を含めた様々な疾患に関わる分子ダイナミクスについて定量的に理解できていない。
再生医療における幹細胞の生体内動態や生着率の評価および次世代医薬品の生体内分布や薬物送達効率の定量的評価において、単一個体内で分子(ナノ)から個体レベル(マクロ)まで網羅する計測技術の欠如が開発プロセスのボトルネック(停滞要因)となっている。
多階層にわたって連動している生命現象や病態発生機構をより詳細に理解するためには、個々の分子や細胞から、組織そして個体レベルまでをシームレスに縦断する、革新的な統合イメージング技術が求められている。

<シーズの内容・提供できること>

近赤外蛍光特性と磁気特性を兼備した多機能性生体プローブ(白金ナノクラスター)
ターゲット分子へのプローブ標識
生体試料のin vivo蛍光顕微鏡観察

 要素技術

蛍光プローブの光学特性評価
生体適合性評価
共焦点レーザー顕微鏡(近赤外領域まで観察可能)
多機能性生体プローブ
生体分子修飾

<もたらされる効果・想定される活用例や市場等>

複雑な生命現象や病態発生機構の統合的解析を飛躍的に推進し、疾患関連因子の発現変化に合わせた効果的な治療戦略の立案支援や創薬ターゲット分子の高精度な同定・バリデーションにもつながる。
薬物動態の解析や移植細胞の動態観察を実施することで、『薬や移植細胞が患部に届いたか(マクロ)』と『薬が細胞内で正しく機能したか(ナノ)』を紐付けできるようになり、創薬や再生医療に関する研究開発を飛躍的に推進できる。

呉高専 田中先生-研究シーズ

リサーチマップ:https://researchmap.jp/read0076579

その他特記事項

電話
042-662-3153  (KRAセンター)
E-Mail
KRA-contact@kosen-k.go.jp
ホームページ
https://researchmap.jp/read0076579
掲載年度
2026年度