注目研究
注目研究
国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。
研究ネットワークについて:日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。
GEAR5.0(研究成果の社会実装を通じた技術者教育の高度化)について:こちらをご覧ください。
高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0):こちらをご覧ください。
事例紹介
研究分野
材料・装置・デバイス
分類
タイトル
高機能酸化物材料の開発および光電子分光による電子状態解析
氏名
田中 博美
学校名
米子工業高等専門学校
所属学科等
電気情報工学科
職名
准教授
プロフィール写真
概要
省エネルギー材料としての応用が期待されている高温超伝導体の特性改善を行いました。具体的には、元素置換をトリガーとするナノ構造歪の制御を行い、流せる電流の上限値を向上させました。また、この特性改善において、光電子分光を用いた電子状態解析の知見をフィードバックさせました。これにより効率的なプロセスを実現しました。
その他特記事項
掲載年度
2013年度
研究分野
環境・エネルギー
分類
タイトル
ICTによる寒冷地向けハイブリッド暖房制御システムの研究開発
氏名
小山 貴夫
学校名
旭川工業高等専門学校
所属学科等
電気情報工学科
職名
教授
プロフィール写真
概要
ヒートポンプ暖房(以下 HP暖房)は最も効率が良く、与えたエネルギーの最大5~6倍の熱量が得られます。ただし、外気温が-20℃に達するような環境では、一般的な暖房機器よりも効率が悪くなります。この特性を考慮し、寒冷地でも積極的にHP暖房を利用して年間全体での使用エネルギーを削減するための研究開発を行っています。
その他特記事項
掲載年度
2013年度
研究分野
材料・装置・デバイス
分類
タイトル
水素分離・精製用水素透過合金の設計開発
氏名
南部 智憲
学校名
鈴鹿工業高等専門学校
所属学科等
材料工学科
職名
准教授
プロフィール写真
概要
水素エネルギー利用社会の実現に向けて、高効率に水素を製造する技術が求められています。そこで、水素を含む混合ガスから水素のみを分離・精製できる合金膜の開発に取り組んでいます。世界最高レベルの水素透過速度を発揮する合金膜の設計技術を確立しており、水素製造条件に応じて最適なPd系、Nb系、V系合金膜を提供します。
その他特記事項
掲載年度
2013年度
研究分野
環境・エネルギー
分類
タイトル
北海道太平洋沿岸東部(道東)地域を対象とした寒冷地住宅の省エネと再生可能エネルギーの活用に関する研究
氏名
川村 淳浩
学校名
釧路工業高等専門学校
所属学科等
機械工学科
職名
准教授
プロフィール写真
概要
我が国有数の厳寒地域である道東地域は、生存や生活のために多くのエネルギーを消費しています。本研究は、寒冷地を対象とした持続可能な地域社会構築を見据えて、地域循環型の再生可能エネルギーと情報通信技術の活用によって、寒冷地の住生活に係るエネルギー消費量の大幅な削減と効率的な利用を目指しています。
その他特記事項
掲載年度
2013年度
研究分野
材料・装置・デバイス
分類
タイトル
CVD法による高機能性光触媒フィルターおよびDSSC用酸化チタンの開発
氏名
長谷川 章
学校名
八戸工業高等専門学校
所属学科等
物質工学科
職名
准教授
プロフィール写真
概要
酸化チタン前駆体を経由した新しい合成法によって酸化チタン固定化光触媒フィルターとナノスフィアチタニア(NST)の合成に成功しました。光触媒フィルターは、高活性、低圧力損失で、抗菌作用も確認されました。また、NSTをDSSC電極に応用したところ、市販の酸化チタンペーストの4倍の色素吸着速度と高いPmaxを示しました。
その他特記事項
掲載年度
2013年度