注目研究

注目研究

 国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。

 

研究ネットワークについて日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。

GEAR5.0(研究成果の社会実装を通じた技術者教育の高度化)についてこちらをご覧ください。

事例紹介

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研究分野
機械
分類

タイトル
医療現場の安全化・効率化を実現するスマートハンドリングシステムを活用した自動仕分けシステムの研究開発
氏名
久池井 茂
学校名
北九州工業高等専門学校
所属学科等
制御情報工学科
職名
准教授
プロフィール写真
201310_16_prof
概要
医療現場のICT 化が強く求められているニーズに応え、注射薬の自動仕分けロボットシステムを医療関連機器メーカーと共同開発し、国内大規模病院に販売しました。本装置は、ロボットによる自動仕分けとカメラ認識による完全な自動処理システムを特徴とし、医療従事者の負担軽減と注射薬のトレーサビリティを実現しています。
その他特記事項

掲載年度
2013年度
研究分野
環境・エネルギー
分類

タイトル
マイクロ波加熱と触媒機能を融合した革新的水素製造プロセスの開発
氏名
宮越 昭彦
学校名
旭川工業高等専門学校
所属学科等
物質化学工学科
職名
教授
プロフィール写真
201310_3_prof
概要
本研究は、マイクロ波発生器と触媒を組み合わせて、低炭素資源(主にメタンガス)から直接的に高純度水素に転換させる化学反応プロセス(天然ガス改質器)を開発しています。最近、高性能触媒を見出し、メタンから90%以上水素に転換させてCOやCO2をほとんど副生させずに30時間以上安定稼働させることに成功しました。
その他特記事項

掲載年度
2013年度
研究分野
環境・エネルギー
分類

タイトル
世界最速起動を実現するバッテリー駆動型X線撮影器の開発
氏名
石飛 学
学校名
奈良工業高等専門学校
所属学科等
電気工学科
職名
准教授
プロフィール写真
201310_11_prof
概要
在宅医療、災害時の現場治療や動物医療に高性能な携帯型X線撮影器が求められています。従来器の課題は、①携帯型にもかかわらず商用電源が必要、②撮影ぶれを減らすより高速な起動と短時間撮影の実現、③小型・軽量化 等が挙げられます。そこで、企業(ミカサ㈱)と連携して上記課題に取り組み、新しい装置の開発に成功しました。
その他特記事項

掲載年度
2013年度
研究分野
材料・装置・デバイス
分類

タイトル
高機能酸化物材料の開発および光電子分光による電子状態解析
氏名
田中 博美
学校名
米子工業高等専門学校
所属学科等
電気情報工学科
職名
准教授
プロフィール写真
201310_12_prof
概要
省エネルギー材料としての応用が期待されている高温超伝導体の特性改善を行いました。具体的には、元素置換をトリガーとするナノ構造歪の制御を行い、流せる電流の上限値を向上させました。また、この特性改善において、光電子分光を用いた電子状態解析の知見をフィードバックさせました。これにより効率的なプロセスを実現しました。
その他特記事項

掲載年度
2013年度
研究分野
環境・エネルギー
分類

タイトル
ICTによる寒冷地向けハイブリッド暖房制御システムの研究開発
氏名
小山 貴夫
学校名
旭川工業高等専門学校
所属学科等
電気情報工学科
職名
教授
プロフィール写真
201310_2_prof
概要
ヒートポンプ暖房(以下 HP暖房)は最も効率が良く、与えたエネルギーの最大5~6倍の熱量が得られます。ただし、外気温が-20℃に達するような環境では、一般的な暖房機器よりも効率が悪くなります。この特性を考慮し、寒冷地でも積極的にHP暖房を利用して年間全体での使用エネルギーを削減するための研究開発を行っています。
その他特記事項

掲載年度
2013年度