注目研究
注目研究
国立高専の注目研究を、ライフサイエンス、環境・エネルギー、製造技術、材料・装置デバイス、機械、建築・土木、情報・通信、計測・分析、自然・科学、人文・社会の10の分野に分けて紹介します。
研究ネットワークについて:日本全国に設置された51の国立高専に所属する研究者がネットワークを形成して、さまざまな分野で新産業につながる研究開発を行っています。全国各地で研究している研究者が連携することで、難解な技術問題に対して複合融合的なアプローチを行い、答えを見いだします。
GEAR5.0(研究成果の社会実装を通じた技術者教育の高度化)について:こちらをご覧ください。
高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業(GEAR 5.0/COMPASS 5.0):こちらをご覧ください。
事例紹介
研究分野
情報・通信
分類
タイトル
ディジタル信号処理を用いた高速伝送回路とその調整技術に関する研究
氏名
飯島 洋祐
学校名
小山工業高等専門学校
所属学科等
電気電子創造工学科
職名
助教
プロフィール写真
概要
集積回路などの半導体回路の高性能化に伴い、それら半導体チップ間を結ぶ配線の通信速度の遅れがシステム全体の性能を律速させる原因になっています。本研究では、半導体集積回路チップ間を結ぶプリント基板などの電気配線における通信の高速化を実現するために、ディジタル信号処理技術を駆使した伝送技術および回路調整技術の研究を進めています。
その他特記事項
掲載年度
2015年度
研究分野
ライフサイエンス
分類
タイトル
三陸地域資源を活用した機能性素材・食品の開発
氏名
戸谷 一英
学校名
一関工業高等専門学校
所属学科等
物質化学工学科
職名
教授
プロフィール写真
概要
三陸地域資源であるイカの中骨からβキチンおよびβキトサンを調製、ナノファイバー化し、機能性食品、化粧品、再生医療、抗菌・抗ウイルス分野への応用を検討しています。生体親和性が高いβキチンナノファイバーは高い粘性と吸水性や正電荷を有することから、多様な物質を担持・徐放できる可能性があります。
その他特記事項
掲載年度
2015年度
研究分野
計測・分析
分類
タイトル
牛の発情を検知するためのシステム
氏名
近藤 司
学校名
函館工業高等専門学校
所属学科等
生産システム工学科
職名
教授
プロフィール写真
概要
本研究は、牛の繋ぎ飼い牛舎で飼養される牛の発情を高精度で検出する装置に関するものであり、発情の可能性の高い牛の絞り込み、発情兆候の特徴である①「咆哮(独特な声でよく鳴く)」、および②「活発な動量」を検出し、どちらか一方の兆候を検出すると飼育者へその旨を自動連絡する複合発情検出装置の開発である。
その他特記事項
掲載年度
2015年度
研究分野
環境・エネルギー
分類
タイトル
水素分離膜を用いたH2・CO2ガス分離システムの開発
氏名
松本 佳久
学校名
大分工業高等専門学校
所属学科等
機械工学科
職名
教授
プロフィール写真
概要
パラジウム系合金の代替材料としてバナジウム系やニオブ系合金を用いた水素分離膜の開発を行っています。これら合金膜で脆性を示さない固溶水素濃度(膜負荷水素圧力でも表現可能)の範囲を発見し、これにより効率良く水素分離運転可能な合金設計条件を見出し、世界最高レベルの性能を発揮する分離膜の開発に成功しました。
その他特記事項
掲載年度
2015年度
研究分野
環境・エネルギー
分類
タイトル
ナノバイオミメティックプロセスを用いた環境中フッ素化合物対策技術
氏名
袋布 昌幹
学校名
富山高等専門学校
所属学科等
専攻科
職名
准教授
プロフィール写真
概要
歯の表面で生じる反応にヒントを得た「ナノバイオミメティックプロセス」をベースに、環境中のフッ素化合物の不溶化を可能とする機能性材料開発、およびこの応用技術群を開発する産学連携体の構築を行いました。KOSENの異業種連携スキームの事例として高い評価を受けています。
その他特記事項
掲載年度
2013年度